クレジットカードを作る条件とは|年齢別の違いや審査の注意点

キャッシュレス化が進む中で、最も覚えておきたい決済方法がクレジットカードです。クレジットカードの作成には、様々な条件による審査が行われていますが、一般にその内容についてはあまり知られていません。今回はこれから新しくクレジットカードを作ろうと思っている方に向けて、クレジットカードを作るための条件をご紹介いたします。

 

 

クレジットカードを作る条件

クレジットカードを作るためには、基本的に3つの条件があります。それは、「年齢」「収入」「個人信用情報」です。それぞれについて、見ていきましょう。

 

年齢

少なくとも18歳以上であることが必要な条件の1つとされています。ただし、18歳以上であっても高校生のうちはクレジットカードを作ることはできません。高校卒業後の4月以降に申し込みを行うようにしましょう。また、18歳以上であっても、未成年のうちは親権者の同意が必要となります。
以前は60歳を超えるとクレジットカードを作ることが難しいと言われていましたが、現在はそこまで大きな問題となることはありません。高齢の方であっても、次の項目である「収入」の面がクリアされていれば、作ることができるカードはあります。

 

収入

クレジットカードを作るために大きなハードルとなるのは収入です。安定した収入がある方のみ申し込み可能となっています。クレジットカードの審査に通るために必要な年収は、額面年収200万円程度とされています。年金も安定した収入として見なされますので、年金受給者であってもこの額を満たしていればOKです。
収入がない場合であっても、専業主婦や学生であれば、申し込み可能になる場合があります。この場合の審査対象は、家計を支えている家族の収入です。専業主婦であれば配偶者の、学生であれば親の年収が審査の対象になる、というケースが多いです。

 

個人信用情報

クレジットカードを作る際、個人信用情報が審査されています。これは、クレジットカードの使用履歴やローンの利用履歴をまとめた情報です。主に「金融事故履歴」、「借入額」、「カード保有枚数」、「クレジットヒストリー(クレヒス)の有無」の4項目をチェックされます。
金融事故履歴は、文字通りお金にまつわるトラブルを起こしたかどうかを調べられます。自己破産、ローン返済遅延などが該当し、これらの事故を起こしている場合、カード審査に通る確率はぐっと下がります。
借入額は、現在負っている借金の額です。収入に対してローン額が多い場合も、審査落ちしやすい要因となります。
クレジットカード保有枚数は、現在所有しているカード枚数が多いほど審査に通りにくくなります。一般にカードの保有限度枚数は年収に比例すると言われており、年収250万円程度の場合は4枚が限度とされています。
クレヒスは、これまでのクレジットカード等の利用履歴を指します。クレヒスがないまま30歳以上になった場合、審査落ちの可能性がかなり高くなってしまいます。もし30歳未満であれば、早い段階でクレジットカードを作っておきましょう。分割払いでローン情報を作成するとクレヒスが記録され、審査に通りやすい状態になります。

 

未成年や学生がクレジットカードを作る条件

未成年者や学生の場合、社会人がカードを作るのとは異なる条件がいくつかあります。それぞれの場合に分けて、ご紹介します。

 

高校生の場合

高校生の場合、18歳以上であっても自分名義のクレジットカードを作ることはできません。特別な理由があってクレジットカードを持つ必要がある場合は、親の持っているクレジットカードを借りるか、家族カードを作ってもらうように依頼しましょう。
また、預金口座に直接紐付けられているデビットカードや、あらかじめ現金をカードにチャージしておいて使うプリペイドカードであれば、基本的に審査なしで持つことができます。自分名義の決済用カードが必要なのであれば、こうしたサービスを活用するのもおすすめです。

 

18歳以上で収入がある場合

18歳以上で、かつ働き始めている場合、クレジットカードへの申し込みは可能です。ただし、条件である年収200万円以上という審査基準が適用されます。不定期なアルバイトなどの収入によって生計を立てている場合は、審査を通すのが難しくなるかもしれません。
正社員などで毎月ほぼ決まった額の収入が見込める場合であっても、親権者の同意が必須となっています。これは、法律上未成年者は「制限行為能力者」として、ローンを自由に組むことなどができないためです。現代社会においてクレジットカードはかなり便利ですから、面倒くさがらずに親に相談し、同意を得るようにしましょう。もし親権者署名欄などに自分で勝手に署名してしまうと、私文書偽造として罪に問われる場合もあります。

 

大学生(未成年)の場合

大学生の場合は、「学生カード」というタイプのクレジットカードを作成することができます。ただし、未成年の場合はこちらも親権者の同意が不可欠です。
学生カードを作る際に必要なものは、一般的なクレジットカード作成時とほとんど変わりません。カードによっては、学生の身分を証明できるもの(学生証のコピーや学籍証明書など)の提示を求められる場合もあります。
学生カードのメリットは、一般的なカードに比べて年会費の無料特典があったり、ポイント還元率が高めに設定されていたりと、比較的ブランド力の強いクレジットカードをよりよい条件で利用できるという点です。審査自体も親の年収によって行われる場合がほとんどですので、大学生のうちにクレジットカードを1枚は作って持っておくといいでしょう。

 

大学生(20歳以上)の場合

大学生で20歳以上の場合は、親権者の同意が不要となる場合がほとんどです。ただし、一部の学生カードでは親のサインを求められる場合もあります。またカードによっては、親権者同意が不要であっても、アルバイト等での収入がない場合、審査落ちとなってしまう可能性もあります。
申し込むカードをよく選び、学生であれば無収入であっても申し込めるサービスを見極めるのと同時に、親権者同意が必要な場合は、相談のうえ、署名をしてもらうように依頼しましょう。

 

主婦がクレジットカードを作る条件

主婦がクレジットカードを作る場合にも、少しだけ審査条件が変化します。「年齢」「収入」「個人信用情報」に分けて、それぞれご紹介します。

 

年齢

主婦の方であっても、18歳以上で、かつ高校生でなければ、クレジットカードをこと作るができます。法律上、結婚している未成年者は、自分の意思をもって取引を行うことができるものとして扱われますので、親権者同意は不要となります。しかし、クレジットカード会社の規約によっては、サインをもらう必要が出てくるケースもあるでしょう。どのようにすべきかは、各カード会社に問い合わせて確認を取ってください。

 

配偶者の収入

主婦の場合、自分の年収だけでは審査を通すことができなくても、配偶者の年収が充分に条件を満たしていれば、クレジットカードの作成が可能です。
専業主婦の場合、配偶者の年収が200万円以上、というのが1つのボーダーライン。専業主婦として申し込みを行った場合は、本人の収入は審査対象外となります。
兼業主婦であっても、年収が200万円以上ある場合は、通常通り自分の職業・年収を記載して申し込んでも差し支えないでしょう。
気を付けたいのが、兼業主婦で、かつ配偶者控除などを考慮して自分の年収を103万円以下に抑えている場合です。このケースでは、職業を「パート・アルバイト」などとして申し込んだ場合、自身の年収でカードの審査が行われてしまいますので、年収不足と判断されて審査落ちしてしまう可能性が高まります。専業主婦として申し込みを行い、配偶者の年収を提示したほうが、審査に通りやすくなるのです。

 

個人信用情報

主婦であっても、その他の職業の方と同様に、個人信用情報がチェックされます。チェック内容もほとんど同一ですが、配偶者の個人信用情報についても調査されることが多くなります。
特に気を付けたいのが、配偶者のブラックリスト入りです。金融事故(3回以上の延滞など)を起こしている場合、10年程度個人情報機関の信用情報に記録が残ります。ほかの条件が達成できているはずなのになぜか審査に通らないという場合、もしかしたら配偶者の過去の金融事故が原因となっている場合もあります。同様に、住宅ローンやマイカーローンなど、多くの借入金がある場合もクレジットカードの発行は難しくなります。
家計全体の信用情報がそのまま適用されるので、できる限り問題を起こさないよう、日頃から注意しておきましょう。

 

クレジットカードの審査に落ちる理由

クレジットカードの審査は、「年齢」「年収」「個人信用情報」の3点でのみ行われています。そのため、これらの情報のどれかが満たされていない、もしくは疑われるような理由があるときに審査に落ちます。
・年齢
高校生である場合、18歳未満である場合、もしくは18歳以上の未成年で親権者の同意が得られていない場合は、審査に落ちてしまいます。
・年収
学生ではない場合、自身、もしくは配偶者の年収が200万円以下であれば、審査に落ちる可能性が高くなります。学生の場合は、親の年収が200万円以下の場合、審査に落ちやすくなります。
・ブラックリスト
過去に金融事故(クレジットカードやローンの支払遅滞、自己破産など)を起こしている場合、ブラックリストに登録されてしまいます。ブラックリスト入りしている人は、債権回収が難しい人物として、審査に通りにくくなってしまいます。
・スーパーホワイト
30歳以上で、個人信用情報がまったく残されていない(クレジットヒストリーがない)場合は「スーパーホワイト」と言われています。この場合も、支払能力の有無を判断する基準がないと考えられ、審査に落ちやすくなってしまいます。
・同時に何枚ものカードに申し込んでいる
クレジットカードを何枚も持たなくてはならない金銭的な理由があると判断され、審査には不利です。

 

クレジットカードを作る際の注意点

クレジットカードを作る際には、以下の内容に注意しましょう。
● 複数枚同時に申し込まない
● 利用可能枠を確認する
● キャッシング枠は付けない
● リボ払い設定で申し込まない
複数のカードに同時に申し込むと、審査に通りにくくなります。カードが複数枚必要な理由があるときも、少し間隔を空けて申し込むと、発行されやすくなるのです。また、キャッシングやリボ払い設定を行っていると、予想以上の出費を発生させる原因にもなりかねません。特別な理由がない限りは、キャッシング0円、リボ払い設定なしで申し込みましょう。

 

まとめ

クレジットカードは非常に便利なカードです。持つことで、予想外の急な出費にも耐えられるようになります。また、全世界的にキャッシュレス決済が浸透し、クレジットカードを持っていない大人はかなり少なくなってきています。クレジットカードを作る際には、自身の年収や社会的立場などを考えたうえで、適切な1枚を持つことが理想です。また、審査に落ちてしまうのには、必ず理由があるもの。日々のお金の使い方を考え、健全な資金運用を行いましょう。

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